なぜM400が欲しくなったのか?
それはもう、趣味の文具箱を読みすぎたからです(笑)
本格的な万年筆生活をはじめるきっかけになったプラチナ万年筆 #3776 センチュリーも、趣味の文具箱で知りました。
久しぶりに読んだ『趣味の文具箱 Vol.49』に掲載されてた「ペンオブザイヤー2018」。
1位が「ペリカン スーべレーン M800」で、2位が「プラチナ万年筆 #3776 センチュリー」、3位が「ペリカン スーべレーン M400」。
それから趣味の文具箱のバックナンバーを暇な時に読んでたんですが、ペリカン スーべレーンの評判がすこぶる良い。絶賛の嵐。過去のペンオブザイヤーでもM800とM400は常に上位にランクインしてます。
毎回毎回目にするもんだからどんどんと物欲が刺激されて、いてもたってもいられなくなりました。
ただ、M800は定価が59,400円と、万年筆初心者が購入するのはちょっと高くて気が引ける。
じゃ、M400はどうかというと、定価は37,800円。手が届かないわけではないけど、まだちょっと高い。でも皆さんが絶賛してるスーべレーンを使ってみたい!欲しい!
というわけで、かなり悩んで中古のM400を買うことに決めました!
ペリカン スーべレーン M400とは?
モンブランやパーカーと並んで、世界3大万年筆メーカーの1つが「ペリカン」です。
その中でも、ドイツ語で「優れたもの」「卓越した」などの意味を持つスーべレーンは、ペリカンの代表的な最高級万年筆のシリーズです。
ペン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたM800を含め、M300、M400、M600、M1000というラインナップが用意されてます。数字が大きくなるほど、ペン自体の大きさが大きくなり、価格も高くなります。
M400は、スーべレーンシリーズの中でも、安定した書き味だけでなく、コンパクトさやデザイン性が特徴で、太すぎない軸は小さな女性の手にもぴったりのサイズです。
先日紹介した「俺のダンディズム」というテレビ番組では、滝藤さんが最終的に選んでたものです。
まさに定番万年筆といってもいいスーべレーンM400。
万年筆好きとしては、これは一本持っておかなきゃ!と思ったので買っちゃいました!
M400 中古品でも美品でした!
今回購入したのはキングダムノート。マップカメラも運営されてるシュッピン株式会社さんが母体のサービスです。マップカメラは過去に利用したこともあったので、安心感は問題なし。
新品だけでなく中古の万年筆がたくさん取り扱いされてます。
万年筆は試し書きして買え!とよく言われますが、僕は試し書きして買ったことは一度もありません。全部ネット通販です。
店頭で購入する場合は、メンテナンスが無料なども良い面もありますが、基本的に定価販売なので価格が高いんですよね。ネットだと定価の20〜30%引きで販売してるとこも多いです。時期によっては半額になってることもあります。
Amazonでもかなり安く販売されてることもあるので、僕は価格重視で購入してます。
もしペン先に異常があれば返品できるし、ちょっと書き心地が納得できない場合はペンクリニックに持っていけば無料で調整してくれます。
また、ペンクリニックが開催されてない場合は、川口明宏さんやPen and message.さんなど、郵送で調整してくれるところがあります。有料ですが、価格も3,500円ぐらいとリーズナブルです。
ダンボールを開けると、緩衝材がたくさん!1本の万年筆ですが、かなりしっかり梱包してくれてました。
内包物一覧。ペン本体のほか、納品書や保証書(1年)なども入ってました。
中古なのでペリカン純正の箱は付属してません。ビニールに包まれて送られてくるのを想像してましたが、綺麗な化粧箱に入れてありました。リボンまでついてます。
ペリカンってちょっと高いものなので、こういう心配りのおかげで「あぁ、高い万年筆買ったんだな」と感じることができました。
ペリカン スーべレーン M400 中古品。良上品で価格は15,120円でした。定価より2万円以上も安く手に入れることができました!
緑縞のラインもキレイに真っ直ぐでした。
ペリカンのくちばしを模したクリップが特徴のキャップ。
回してインクを吸引する尻軸もキレイでした。
キャップリングには「PELIKAN SOUVERAN GERMANY」と刻印されてます。
緑縞がキラキラと輝いてとてもいい感じ!かっこいい!
ペン先はロジウム装飾の14金。金色と銀色のバイカラーです。
ペン先はFニブ。大きなズレもなくとてもキレイ。中古とはいえ、いい買い物しました。
M400 Fニブ 試し書きしてみた感想
早速、MDノートに試し書きしてみました。
ドットの間隔は5mmです。
インクはペリカンのタンザナイトです。
書き味は無茶苦茶滑らか!インクフローも問題なしで、紙の上をペン先がぬらぬらと走ります。
持った感じはとても軸が細く書きやすいです。持ち運ぶときには便利。
比較として、同じ海外製のラミー サファリのFニブでも書いてます。
ラミーのFニブと比べると、ペリカンのFニブはちょっと太め。でも、軽く持って書くとより細めの線が描けるので、筆圧を軽めにすれば細い文字も書けそう。
中古だったけど、見た目も書き味も問題なし。これを1万5千円で買えたのはかなり良かった!
普段使ってるフランクリンプランナーのデイリーページにも書いてみました。
極小の文字を書くのには向いてませんが、これぐらいの細さで書けるなら手帳でも使えそうです。フランクリンプランナーの紙質は優れてるので裏抜けもほとんどありませんでした。
書き味が素晴らしすぎるので、手帳でもガンガン使っていこうと思います!